聴く専門家禅聴者です。
小学生の時の修学旅行以来に見てきた日光東照宮の三猿「見ざる言わざる聞かざる」。
実は四猿だったという説もあるようです。
この言葉は、孔子の論語が由来という説もあります。
孔子の四つの戒めは「見るな、聞くな、言うな、するな」だそうです。
・礼節にそむくことに注目してはいけない
・礼節にそむくことに耳を傾けてはいけない
・礼節にそむくことを言ってはいけない
・礼節にそむくことを行ってはいけない
人の非を見ず、人の非を聞かず、人の非を言わずという教えですね。
秩父神社には、「よく見て、よく聞いて、よく話す」という意味の猿の彫り物があるそうです。
人の良いところを見て、人の良い話を聞いて、人に良い話をするという意味でしょうか?
比べてみるのも面白いですね。
さて、本日は「自分で自分の可能性の限界を決めていませんか?」ということをお話いたします。
とある大企業様でのお話です。
人事異動の際、数人の社員に今までの業務内容と全く別の部署に異動を伝えました。
会社側はあらかじめ社員に、異動先の業務をできないと思うなら異動を断ってもよいと伝えてありました。
そこで、ある社員は
「私はやったことがない業務なので異動はしたくありません」と答えました。
ある社員は
「不安はありますが頑張ってみます」と答えました。
言うまでもなく後者の方は会社に必要とされる人財となりました。
要は、会社側はチャレンジする精神があるかどうかを見ていたのです。
チャレンジした結果できなかったとしても良い、チャレンジするという行為が大切なのですと
お話されていました。
できるかできないかで判断をしてしまったら、そこで自分の限界を決めてしまうことになります。
やってみないといつまでたってもできるようにはならないのです。
「先ずはやってみる」という姿勢が大切ですね。