聴く専門家禅聴者冨ヶ原です
傾聴の一歩先へ
本題の前に
私、禅聴者は主にどのようなことを行っているのかというご質問に
簡単にお答えさせていただきます。
文字通り
禅の心でお話をお聴きします。
その上でお客様が、話して気づいて整って終わり
ではなく
そこからどう動いて行くか。
キャリアの積み方でもビジネスの方向性でも
話して気づいて整った後も相手の思考思想に沿った動きができるように
伴走させていただいております。
では、ここから本日のお話しです。
時代の背景もあり聴き方を学ぶ方が増えています。
そのような本も以前より多く出版されています。
誰かの役に立ちたい。
人の話をしっかりと聴ける人になりたい。
様々な想いで学ばれていることでしょう。
それらはとても素晴らしいことであり傾聴のやり方も非常に大切だと思います。
あくまでもそのことを前提としてお話ししようと思います。
聴き方のテクニカル的なことを意識している時は傾聴はできていません。
なぜならば
その時は自分に矢印が向いているからです。
私自身、傾聴を学んだこともありました。
聴き方について改めて学びを得ようと思ったからです。
もちろん非常に勉強になることは多くありました。
しかしあえてテクニカル的なことを意識していると、相手の話しの大事な
キーワードを聴き逃す恐れがありそこは非常にマイナス面に繋がってしまう。
今までの自分なりの聴き方との間に違和感が生じました。
そこで傾聴で学んだことを踏まえ、今までの自分の聴き方を振り返りました。
相手は何を私に伝えたいのだろう。
なぜ私にこの話をしているのだろう。
これを解読するという想いで相手の言葉、話し方に全集中をして聴いていました。
もちろんその時は傾聴について勉強をしたことがない時、聴き方のテクニカル的なことは
一切意識していませんでした。
ただただ一語一句全集中して聴く。
そこにテクニカル的な意識が入る隙はありません。
しかし、そう言った想いで聴いていると傾聴のテクニカル的な部分のほとんどは
自然とクリアされているのです。
そのときは五感の味覚以外を研ぎ澄ましている状態。
そして第六感が働く時があります。
もちろん傾聴のテクニカル的な部分も踏まえ無意識でできるのであれば
素晴らしい聴き手ですね。
100人いれば100通りの話があり
訴えたい、伝えたい、その後どうなりたいかはそれぞれ違います。
性格や環境によっても違ってきます。
いかに順応かつ無意識にそれらに対応できるかになります。
ですから
真新しいスポンジのように心を常に空にし、相手を知りたいという興味を持ち
言語非言語に焦点を当て聴く。そして空のスポンジに吸収していく。
先ずそういったイメージでやってみてはいかがでしょう。
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