聴く専門家 禅聴者冨ヶ原です。
写真の能面のように人はいくつかの顔を持っています。
そしていくつかの心も持っています。
その日、その時、その瞬間で心が変化したりもします。
ですので、人の話しは一度聴いたからといって必ずしも理解できるとは限らないことがあります。
話し手が順序良く話すのが苦手だったり、本当に伝えたいことが実は言いづらいことだったり
話す相手によって恐縮してしまったり。
そのような状態だと本当に話したいこと、伝えたいことが話せていない場合があります。
それを理解しないで聴いている中で、聴き手が結論付けてしまったり間違った解釈をしてしまう
ことがあります。
同じ事柄の話しを何度か話していただくと、話し手は段々と自分の本当に言いたいこと伝えたいことが
整理され言葉として出てきます。
そこでやっと話しの真髄が理解できるのです。
一度聴いて理解できたと思っていても、もしかしたら少し違った捉え方をしてしまっているのかもしれません。
わたしは定期的にセッションをするお客様の中に、時間を置いて同じ話を聴く聴き方をすることがあります。
特に重要な部分だったり、その時に感じた言語と非言語との不一致などがあると必ず時間を置いて再度
お聴きします。
幾度か繰り返す中で、本当に話したいこと想っていることが表面に出てくるのです。
時間を置いて繰り返し問うことが出来ない場合は、自分の意見を言う前にこういう理解で合っているか
話し手の話しが最後まで終えたときに聴いてみると良いでしょう。
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